Interactive Media Laboratory

  JAISTは学部が存在しない「大学院大学」ですが、佐藤研究室では優秀な学部生達と研究活動をともにすることができています。なぜそんなことができるかというと、佐藤研が電気通信大学(東京都調布市にある国立大学)にある研究開発サークルInteractive Media Laboratory(IML)とコラボレーションを行っているからです。

電通大 x 武蔵美で行ったものづくり講習会の様子

電通大IMLは、佐藤が2015年のサークルの立ち上げから現在に至るまで継続して関わっている、「Human-Computer Interaction分野」の「研究」に焦点を当てた学部生主体の学生サークルです。IMLは「アカデミックな研究活動をサークル活動として楽しく」を掲げ、大学院で行われている厳しくも楽しい研究を、「楽しいものづくり系サークル」として学部生でも体験可能にした他に類を見ないHCI研究サークルです。

  IMLは2015年(電通大助教当時)の立ち上げから現在に至るまで、電通大産学官連携センターベンチャー支援部門の安部先生(前顧問)、野嶋琢也先生(現顧問)や、電通大と連携する武蔵野美術大学の田中桂太先生などの先生方と連携し毎年試行錯誤を重ねて活動を継続してきました。佐藤も講習会や研究パートの講師役として現在も活動を続けており、現在に至るまで、学部1年生からの学会発表やコンテストでの受賞などなど、様々な対外的な成果を出すことができました。2019年に佐藤がJAISTに移った後も、コロナ禍に立ち向かいながら活動を続け、現在ではIMLを卒業した学生さんがJAISTに進学してきてくれるなど、これまで/今後もより深い連携を続けていこうと思っています。

また、IMLのさらなる効能として、IMLでの活動実績が下積みとなり、大学院博士前期課程に進学した際に、研究期間を短縮できるなどの大学院との相乗効果を発揮できることも挙げられます。つまり、学部時代にIMLに所属し研究の議論やプロトタイピングを進めていけば、修士で継続してHCI分野に進むことで、進学後早期の完成度の高い試作機の開発・評価が可能となり、早期の対外的な研究業績を積むことも容易になります。さらに、JAIST含め大学院の短期修了(飛び級)制度を活用することで、修了期間の短縮も狙うことが可能になります。(IML出身、R3年度佐藤研入学の中村君は1.5年の短期修了見込みです。)

IMLの活動や研究プロジェクト・研究成果については、下記電通大IMLの公式ページも是非ご覧ください:

電気通信大学Interactive Media Laboratory(IML)

また、IMLの趣旨を説明した動画(新入生歓迎イベントの時に説明する内容)がありますので、もしIMLに興味をお持ちになった方はご覧ください。