知識メディア方法論(1-2期)
科目番号 | K214 | 単位数 | 2 |
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授業科目名 | 知識メディア方法論 Methodology for Knowledge Media | ||
担当教員 | 佐藤 俊樹 | ||
時間割 | 1の2期(火・1/木・2) |
達成目標 |
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これからの知識メディアを理解・議論・提案していくためには、人と知識メディア(メディアを介した知識)間のインタラクション手法(直接的で実時間性の高い双方向のやりとり)を考える必要性が高まってきた。そこでこの授業では、Human-Computer Interaction(HCI)分野に軸足を置き、「知識メディアとの新しいインタラクション手法を「設計・試作・評価」し、それらを社会に「提案」できる」能力の基礎を、それらを実際に通して体験することで身に着けることを目標とする。 |
概要 |
この授業では、まず学習用プログラミング環境(Processing + OpenCV/Arduino等)を用い、基礎的なインタラクティブシステムのプロトタイピング技術を学ぶ。次に、Human-Computer Interaction分野の近年の研究動向を俯瞰するため広く論文調査を行い、自身が提案する新しいインタラクション手法の新規性・有用性を明確にするための技術や、提案を客観的に評価するための手法について学ぶ。最後にこれらを踏まえ、学生自身が新しい知識メディア・新しいインタラクション手法の提案を行い、これらをまとめた発表を行う。 ※ なお、中間試験・最終試験への取り組みは必要に応じてグループワークとして行う場合がある。 |
教科書 |
特になし(適宜資料を配布)。 |
参考書 |
[1] Casey Reas (著), Ben Fry (著), 船田 巧 (翻訳):Processingをはじめよう 第2版,オライリージャパン,2016. ※ その他、必要に応じて授業中に指示する。 |
関連科目 |
K228 知識科学概論、K229 イノベーションデザイン論、K470 知識創造論 ※ なお、プログラミング初学者は「I116 プログラミング基礎」を履修しておくこと。 |
履修条件 |
基本的な計算機の使い方をある程度理解・習得していること(タイピング等含む)。 |
講義計画 |
1. イントロダクション・環境準備 2. プログラミング入門1 3. プログラミング入門2 4. 対話型メディアプログラミング入門1 5. 対話型メディアプログラミング入門2 6. 対話型メディアプログラミング入門3 7. 中間試験(プレゼンテーション&レビュー) 8. 対話型メディアプログラミング基礎1 9. 対話型メディアプログラミング基礎2 10. 対話型メディアプログラミング基礎3 11. 対話型メディアプログラミング基礎4 12. 関連論文サーベイ・議論1 13. 関連論文サーベイ・議論2 14. 最終試験(プレゼンテーション&レビュー) なお、各回チュートリアルアワーを利用して質問・相談等を受け付ける。 |
準備学習等の具体的な指示 |
毎回出席し、各回授業の最後に出される課題をこなすこと。 |
評価の観点 |
知識メディアに関連した世界最先端の研究動向を踏まえ、独自のインタラクション手法を提案するための方法論が理解できているか。 またプロトタイピング技術を用いてそれらを実際に試作し、客観的に評価し、適切にその価値を人に伝えることができるかどうかについての能力も評価する。 |
評価方法 |
レポート、中間試験(プレゼンテーションおよび成果物)、最終試験(プレゼンテーションおよび成果物)による。 |
評価基準 |
レポート(30%)、中間試験(30%)、最終試験(40%) |
獲得可能な能力・性質 |
先端科学技術分野の専門家としての、 <社会的能力>幅広い視野、論理的思考力、リーダーシップ、コミュニケーション能力、多様性の理解、俯瞰力 <創出力>専門的知識とスキルの探求力、発想力、計画力、表現力 <実践力・行動力>情報収集力、未来ニーズ/潜在ニーズ発見力・洞察力、模索的推進力、批判を受容する力、課題定義力<その他> 試作能力 |
講義アーカイブ |
<収録内容>講義のみ収録 <配信方法>一般配信(学内ネットワークでいつでも視聴可能) |
その他単発で出る授業:
イノベーションデザイン論
夏休み中の集中講義で、試作開発パートを担当しています。